2015年7月1日
腹色を見る、からだの声を聞く②
陰陽五行説では人間のからだを「小宇宙」と呼び、からだを宇宙、自然の一部だと考えていることはすでにお話しましたが、実際に僕たちのからだの中には自然が存在します。中では水が流れ、風が吹いています。穏やかなときもあれば、激しく流れているときもあります。おなかの中の景色は毎日変わります。腹色を見て、おなかに触って、その景色を楽しんでほしいと思います。
ところで、おなかはファッションモデルのように平べったくて、筋肉で硬くなっているのがいいと思っていませんか?あれはあくまで写真などのためのもの。健康なおなかというのは、柔らかくって弾力性があって、つやのあるのがいいんです。筋肉も硬いだけではだめ。柔らかくって弾力性があって、それでいて力のあるのが理想です。
からだの内側と向き合いながら、脂肪で固まっているおなか、反対に筋肉でガチガチのおなか、ぷよぷよと弾力性のないおなか、平べったいけれど硬直しているおなかを、若々しい健康的なおなかに変えていきましょう。
大内雅弘著
『セルフ・チネイザン・タッチ』幻冬舎より
【大内雅弘ワークショップ開催のお知らせ】
●7/25,26 インナー風水太極拳