2015年9月21日

観音気功について

少々時間があいてしまったのですが9月5日と6日の2日間で観音気功のワークショップがありました。今回のブログではそのことを取り上げてみたいと思います。

大内さんの以下の言葉で始まった今回のワークショップ

「観音気功を終えると不思議と胸(ハート)が開く感じがあります」
「典型的にハートが閉じて固い表情をしている人も二日間を終えると自然とにこやかにオープンな感じで帰っていくことが多いよ」

その言葉の通り胸のあたりを細やかに意識して、それでいてダイナミックな動きに触れることのできるワークショップでした。

観音気功の一連の動作はバリエーションに富み、どれも魅力的な動きなのですが
個人的に興味をもったのは「立ち方」でした。
一般的に太極拳等の武術的な動きは膝がまっすぐ伸びきることはないのですが
観音気功では基本的に膝をしっかり伸ばして立ちます。
実際にやってみていただくとわかるのですが、
膝をしっかり伸ばすと自然と胸の方に意識が向かい前方(やや上)方向に開く感じがあります。
逆に膝を緩めると胸も緩んで腰回りが充実する感覚。
観音気功では膝を伸ばす立ち方に象徴されるように
前方や上方向に向かって視界が広がるような身体のあり方に重点が置かれている感覚がありました。

これは大内さんが話していたことで、とても納得したのですが
「一般的に西洋は胸を意識する立ち方をして東洋はお腹まわりを意識する」
「どちらが良い悪いではなく両方できたほうがいい」

個人的には「東洋的な立ち方のほうが良いのでは?」という勝手な思い込みがあったのですが
今回の観音気功を通して西洋的な立ち方や動きの可能性(僕にとっては呼吸や視界の広がり)に触れることができて、とても良かったです。

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これは別の機会に大内さんが話していたことなのですが
「「中庸」という概念があるけれども運動性を失って固定化された形で中心にあるというよりは
両極のダイナミックな動きの「あいだ」にあるのが良いと思う。そして、できればその幅は大きいほうがカラフルで豊かなのでは?」
という旨の話をされていて、そんなことも感じさせてくれるワークショップでした。

今回のブログでは観音気功の物理的な動きのほうを中心に感想を書いてみましたが
観音気功は動きに合わせたイメージも本当に豊かで、この気功が生まれた話(李俊峰老師が開発された)もドラマチックで驚きがあるものだったのですが、、、

そのことはここで書いてしまうともったいない気もするので、もし機会が合えば直接体験されるのをおすすめします。
(次回は来年2月を予定)
個人的には非常におすすめの気功です!

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【大内雅弘ワークショップ開催のお知らせ】

●10/3,4 小周天と基本呼吸法

●10/10 TaoZen瞑想エクササイズ入門コース

●10/10,11 ヒーリング・ラブ1(卵巣呼吸法)

●10/12 ブッダパーム気功

●10/16,17,18 タオゼン・リトリートinフフ山梨

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2015年8月27日

シックス・ヒーリング・サウンズ について

8/22(土)8/23(日)でベーシック・コースのプログラムである
シックス・ヒーリング・サウンズ とインナー・スマイル瞑想のワークショップが行われました。

今回のブログでは二日間のうち多くの時間を占めたシックス・ヒーリング・サウンズのことを取り上げてみたいと思います。

シックス・ヒーリング・サウンズとは…
東洋の伝統的な世界の捉え方である陰陽五行の考え方(木・火・土・金・水)をベースに、
それぞれに対応する音や光を使って、簡単な動作に合わせながら内蔵や感情にアプローチしていくセルフ・ヒーリングの一つです。
(例えば肺は「SSSSS」という音、「白」という光、感情は「悲しみ」「勇気」といった感じで)

他のワークショップに比べると概念的な要素が多いせいか大内さんの話を聞く時間が比較的長かったのですが、参加者の皆さんはとても集中して説明を聞いているようでした。また感情というナイーブな部分と向き合うせいか活発な意見や質問が出ていたのが印象的でした。

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参加者の一人として、興味深く感じた点は
普段このような形で個々の感情に向き合うということがなかったなという率直な感想です。それまで感情というのは、あくまで漠然と感じるものであって、あまり、それ自体を深く考えたり、正面から向き合ってみたりするものではなかった。ましてや、その感情を臓器や光や音とともに多層的に捉える試みは非常に新鮮なものでした。

また、面白かったのは、そのようにして各感情や臓器と向き合ってみると、自分の感情の出し方にある種の偏りや傾向が見られたり、なんとなく苦手意識のある(素直に感じにくい)臓器があるということでした。
ただ、苦手な感情や不調な臓器があるからといって、そのままイコール不健康というわけではなく
「不調な臓器があったとして、それを取り上げることはできないけど、全体のプロポーションを変えることはできますよね」
「他の感情や臓器といっしょにうまくバランスがとれている状態が「健康」というのだと思います」
という大内さんのサジェッションは「その人らしさ」のようなものを、おおらかに肯定している気がして、とても納得が行くというか、自然と腑に落ちる感覚がありました。

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ワークショップに参加すると、何らかの形で「気づき」があって
またその気づきは参加者の方々に聞いてみると、それぞれでかたちや雰囲気が違うのが非常に面白いなと思っています。

次回は9/5(土)9/6(日)で観音気功を開催予定です。
またどんな発見があるのか非常に楽しみです!

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観音気功 Kuan Yin Qigong

【日時】9/5(土)9/6(日) いずれも10:00~17:00
【場所】タオゼン表参道スタジオ
【講師】大内雅弘
ワークショップ詳細
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