2015年10月21日

瞑想中に眠くなってきたらどうすればいいの?

前回、なぜ眠くなるのか理由を説明しましたが、では、いったいどう対処するのか。

方法は2つあります。

1つは、とにかく認める方法。
 ああ、自分は眠くなってきたんだなぁ。
 なるほどねぇ。
 これは、寝不足からきているのかなぁ。
 したくないことがあるから逃げたいのかなぁ。
 どうしてかなぁ。。。

と、あたかも他人事のように、このこと自体を観察して認めます。
それによって、実際に眠ってしまうこともありますし、眠らなくてもよくなってしまうこともあります。

瞑想151022

実際に眠ってしまった場合はどうするか?
大抵の場合は、目が覚めたときに眠っていたとわかるのですが、そのとき、まるで何もなかったかのように、動揺しないでそのまま瞑想を続けます。
こうすると「眠ることで逃げる」効果がないと、潜在意識のほうでもわかってきます。
瞑想の際に眠ることが自然と少なくなってきます。

面白いもので、瞑想を続けていくうちにまた眠くなってきたりします。
これは、瞑想が次の段階に入ってきたということかもしれません。
つまり、新しい段階の殻に遭遇し始めたということです。

本当に寝不足で眠くなっているということもわかってきます。
その場合は、僕は思いきってそのまま横になって寝てしまいます。
すると大体5分くらいで起きます。
この短い眠りはとても深く、起きたらすっきりした感じになります。
そして、何もなかったように瞑想を途中から続けます。
どちらにしろ瞑想をそこで諦めて止めたり、最初からやり直してしまわないことが大切です。

もう1つはの方法は、眠りに対して「NO」と言うことです。
そして眠らないと決めることです。
これは、自分を甘やかさない方法ですが、これもなかなか有効です。
一種、自分と戦うわけです。
禅寺などでは、これをしているわけです。

この2つの方法を上手に使い分けることも大切です。
自分と付き合って、自分を育てていくということは、わがままな子どもを上手に育てていくことと、かなり近いものがあると思います。

大内雅弘著
「しなやかな心と体をつくる 1分瞑想」より

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| Posted at 5:57 PM | TaoZen, 瞑想 | この記事のURL