2015年9月15日

瞑想のやり方 ②姿勢について

姿勢が大事だということは、誰でも同意することだと思います。

でも、姿勢というのは何なのかを考えたり、良い姿勢を常に心がけて生活している人は少ないはず。日本の文化には、姿勢が大切だという考えが根強く存在します。ところが、冷静に観察してみると西洋人の方が、姿勢がよいことに気付いたりもします。

姿勢というのは、立ったり座ったりしている姿だけではなく、動いている身体の様子が大切です。
文字通り、生き生きした勢いのある姿のことです。
静止しているという状態は、“静”として動いているのです。
瞑想しているあいだも、動きが眼に見えないだけで内側では動きがあると僕は考えています。

また姿勢というのは、心や気持ちの在り様でもあります。どう対処していきたいか、どういう感情が動いているか、他の人とあるいは環境とどういう具合に関係しているか、そういったことが姿勢の根本です。

meditation02

“posture”という英語は、単に身体のポジションを意味する場合もありますが、ノンバーバル・コミュニケーションの第一の要素ともされています。
一時もてはやされたNLP(Neuro-Linguistic Programming)でもよく使われています。

どういう姿勢やボディランゲージで、人がどういう感情、思考状態にあるかなどを探ったり、姿勢を変えることで気分もチェンジする方法として使われています。

東洋の知恵では、ヨガでも、タオでも、禅でも、姿勢がとても重要とされてきました。
それは、身体と心、他人や魂というものとの繋がりの状態が、姿勢にとても左右されたり、表現されているという洞察からできた考えです。

次回は「良い姿勢」ということについて考えてみたいと思います。

【Tozenコラム】より

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| Posted at 4:28 PM | TaoZen, コラム, 瞑想 | この記事のURL